節分と言えば、2月3日と思っていましたが、今年の節分は、2月2日なんだそうです。うるう年の関係で400年に一度、暦が補正されるそうで、今年は、2月2日になったとのこと。2月2日が節分になるのは、なんと124年ぶりのことなんだそうです。2月2日は、日曜日だったので、保育園では、いつも通り2月3日に節分豆まきをすることにしました。赤オニさんは日にちを間違えないで遊びに来てくれたのでしょうか?
地元の老人ホーム、祥水園の皆さまもご参加いただき、とってもにぎやかで、楽しい節分になりました。
~だれも泣かない節分豆まき~
節分になると保育園にやって来るのは、怖いオニさん。こどもたち、特に低年齢のこどもたちは、この日、大泣きすることになります。年少さんあたりでも、オニさんがやってくるこの日、オニさんが怖いので保育園を休むという子もいるのです。こどもたちが怖がる節分の行事ですが、怖いことも体験した方がよいとの大人の理屈で、毎年、怖い節分が行われてきました。
でも、オニさんの姿を見て泣く子、逃げまわる子たちを見ているとどうしても心が痛むのでした。保育園では、怖い体験よりも楽しい体験をたくさんして欲しい。節分の行事も泣く子がいないようなものにできないだろうか。
そこで始まったのが「だれも泣かない節分豆まき」です。コンセプトは、怖いオニさんを豆でやっつけるのではなく、オニさんと遊ぼう!です。豆まきも、豆による窒息事故が発生したこともあり、最近では、豆を投げることを控える保育園も多くなってきました。豆の代わりにボールを投げてみてはどうだろう。ゲーム型式で、玉入れのような遊びはできないかとアイデアを出してみたところ、さっそく絵のとってもうまい先生が、玉入れ用のオニボックスを作ってくれました。こうして3年前に節分玉入れ大会が始まりました。赤オニチームと青オニチームに分かれて、どちらが多くボールを入れたかを競います。オニさんもこのゲームに参加するのですが、カラーボールを投げるのが楽しいのでしょうか、だれもオニさんを怖がりません。
ことしは、近所の老人ホームから入所者のおじいちゃん、おばあちゃん、そして、職員の皆さんがオニに扮してきてくださり、こどもたちといっしょに玉入れを楽しみました。今年は赤オニだけでなく青オニも来てくれてので、たくさんのオニさんになったのですが、だれも泣く子はおらず、みんなニコニコして節分の行事を終えることができました。
節分の行事がこれでよいのかどうかわかりませんが、やっぱりこどもたちのニコニコしている姿を見るのはうれしいものです。