菖蒲投げ

今年も暑い夏がやってきます。無事健康にこの夏を過ごせますようにと願いをこめ、恒例の菖蒲投げを行いました。

園庭の砂場には、赤オニさんの姿が・・・。赤オニさんにめがけて、菖蒲を投げましょう。夏のオニ退治、みんながんばりました。

~菖蒲投げ~


今ではあまり見られることはないのですが、子どもたちの無事成長を祈り、家の屋根に菖蒲を投げる風習が、保育園のある地区ではありました。瓦の上に緑の菖蒲の束がのっている光景は今でも印象に残っています。
昔から子どもの無事成長を願う行事が日本の各地で行われてきました。鯉のぼりをあげるのは昔は一般的だったのですが、今ではほとんど見ることはありません。おひな様も昔の大きな雛壇ではなく、小型化してきているようでです。少子高齢化の影響でしょうか、子どもたちの様々なイベント、行事が中止、縮小されてきたような気がします。ましてや、菖蒲投げとなると、それってなに?ということになることでしょう。
ちべん保育園の子どもたちも、保育園で初めて菖蒲投げを経験することになります。(もっとも屋根ではなく砂場のテントですが・・・。)菖蒲投げの意味を伝えるのがなかなか難しいので、子どもたちには夏のオニ退治と説明しています。冬のオニ退治は豆で、夏のオニ退治は、ヨモギと菖蒲を束ねた剣で・・・。オニさんは、ヨモギのにおいが嫌いで、菖蒲の葉っぱでチクリとやっつけるよ!と説明すると、においをかいで納得の様子。今年も元気にオニ退治をしました!
ちなみに、今回、集めたヨモギの数は400本。菖蒲(菖蒲もどき?)は100枚。吉野川の畔で集めました。


   

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